読書記録「大江戸虫図鑑」西田知己

今日読んでいる本。虫の歴史ではなくて、人間と虫の歴史。江戸時代の人たちは虫をどういった視点で見ていたのか、かかわっていたのかということを書物から読み取ろうというような本。

食べ物として見ていたり、おもちゃ、漫画のキャラクター、害虫。現代と変わらずいろいろな視点があったようです。私個人で気に入ったのは北川歌麿(あの春画、美人画で有名な)の虫の絵本「画本虫ゑらみ」、実写的描写でトンボの顔までリアルに描かれているものはこの時代にはあまりないように思います。

他にも「蝶売り」なんていう職業がえがかれているものや、作物にイモムシがたくさんついてしまい困り果てている姿。当時の話声が聞こえてきそうな絵がたくさんのっています。

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